梅の食育レポート

健康のために適塩で「梅干し」を食べよう!

 食養では食材を、陰性と陽性に分類し、体質に合わせた食事法が確立されています。添加物が多い加工食品、白い砂糖を多く摂るなどの食事では、陰性傾向に偏りがちになります。陽性のアルカリ性食品として、塩、醤油、味噌、古式漬けの沢庵、梅干しが挙げられます。中でも、塩と素材のみで作られた古漬けの3年寝かした「沢庵、梅干し」は血液浄化と造血に役立つとされています。寝かすことで、味は熟成度が増し、塩味のとげとげしさが抜けて体に優しくなります。保存性を塩で高め、年月をかけ熟成された食品には、尊い力があるようです。

 梅干しは、15~18%の塩分を含み、代表的な日本のスロー・フードです。近年、生活習慣病の予防の立場から、塩分の摂り過ぎを気にしすぎる傾向があります。どうしても、塩分を控える必要のある方は、梅干を塩抜きにして、摂る方法はいかがでしょう。

 簡単な塩抜き法・・1~2粒を150ccの水に半日ほど浸せば、減塩梅干しに変わり、浸け汁の水は煮汁や下処理用に使って、活かしきる。

このような食べ方を心掛け、上手に使うことで偏りを無くし、適塩を摂り、健康管理に役立てたいものです。

命の源~食べて健康を得る。梅干しは酸っぱさを思い浮かべると唾液が溢れる~これに真意有!

     梅の爽やかな酸味はクエン酸
     アロマ効果の紫蘇の香とポリフェノール(抗酸化物質)の相乗効果の力は偉大

梅干しの効用

〇酸味のクエン酸は疲労回復・乳酸の分解に効果がある

〇動脈硬化の予防。

〇血圧を下げる(要・適量摂取)。

〇活性酵素を除く。
 (梅干しが唾液の分泌をたかめ、唾液の中の酵素・グルタチオンペルオキシダーゼとカタラーゼが活性酵素を減らす働き~
  思わず唾が出る感覚で食べると自然に出る唾液が活性酵素を撃退)

〇便秘解消、胃液粘膜を保護する。二日酔い、肝臓のアルコール分解処理能力を高める。

〇食中毒菌の増殖を防ぐ。

「梅酢」は梅干しと同じ特質を持つ優れた調味料!

 梅酢は梅干しを作るとできる副産物。中身は塩と梅の水分に、有効成分・クエン酸・ポリフェノールなどが豊富に含まれた塩味と梅の爽やかな風味の調味料です。

 かねこふぁ~むの梅干しの塩分は15%、3年寝かした梅酢です。寝かしたことで味は熟成度が増し、塩味のとげとげしさが抜けて体に優しくなります。保存性を高め、年月をかけ熟成された食品には尊い力があるようです。

 食養における食材としての役割は梅干しに準じ、酸味はクエン酸でアルカリ性の陽性食材なので陰性に傾きがちな食事を中養に導きます。米酢、穀物酢など醸造酢の酸味は酢酸です。特に短期醸造の食酢は強陰性なので多食は避けましょう。

梅酢の利用法

〇調味料として、葉野菜、夏野菜、冷奴などの陰性食材に使う。
  クエン酸による酸味なのでビタミンCの損失を防ぐ生野菜の即席漬けに使うと便利。

〇素材の下処理~特に生臭い匂いのする魚介類の下処理。
  水200Cに梅酢小さじ1を加えて洗う。又は塩蔵した魚の塩抜きに使う。

〇減塩のために下味付けに使う。
  食材200gに小さじ1/3を隠し味にして後味をよくする。
  醸造酢にも梅酢を少量加えると、陰性食材を中庸にし味合が深まる。

〇減糖のために砂糖を多量に使う料理。
  ジャム、ジュース、ケーキなどに少量加え、甘みを引き立てる。
  梅酢のクエン酸は、加熱しても酸が抜けないのでケーキの隠し味に最適です。

〇ご飯を炊くときに数滴落とし入れたり、おむすびを結ぶときの手塩代わりなどに使う。

〇うがいに使用。
  水150㏄に梅酢小さじ1/3を加えて溶かす。

〇熱中症予防に飲料水に加える。
  水500㏄に梅酢小さじ1/2を加えて溶かす。

無理なくおいしく梅肉エキス

 約200年前の書物「諸国古伝秘方」に、傷寒(今でいう赤痢や腸チフス、食中毒など)には「青梅、沢山にすり、しぼり汁天日にほし、かきたて、ねりやくの如きにする」と、作り方が紹介されているようですが、その当時から殺菌効果があることは知られていたようです。今では、経験的に知られていたことが研究によりいろいろ解明されてきました。その一つにムメフラール、という物質の発見があります。ムメフラールは、梅の果汁を煮つめる過程で生成される、すなわち梅肉エキスだけに含まれる物質で、クエン酸との相乗効果により、血流の改善を高める働きをしているそうです。多くの効用は梅干しと同じですが、その効果は数十倍で、ここが梅肉エキスの優れた特徴です。

 添加物は入っていませんので、塩分を控える必要のある方にも安心です。水やお湯に少量入れて飲んだり、梅ジュースや蜂蜜を入れて飲みやすくしたり、そのまま食べたりと様々ですが、毎日摂取することを習慣づけている方が多いようです。

 他にも手軽に摂取する方法として料理に使う方法があります。
醤油1㍑に大さじ1杯位を入れて溶かしておきます。醤油の塩気が和らぐことで料理の味も引き締まり、日持ちがよくなります。醤油差しに入れて食卓に置くのも良いでしょう。味噌汁に少し入れるのも良し、田楽味噌に練り込むも良し、酢の物にも良し。他にもいろいろお試しください。